
先の父の日に、好物のカレーが所望じゃとのことなので、乙さん風カレーをこしらえる。いつもの激辛カレーでは、老父の内臓に壊滅的な打撃を与えてしまう可能性も無きにしも非ずなので、往年の名カレーといわれた「鼓場カレー」に挑戦してみる。
「鼓場カレー」の生みの親は、ここと相互リンクしている「
粋なおやじのひとり言」の管理人で、小料理処「一菜」の親方も務める野毛の粋な料理人の粋なおやじ氏。氏に直接手ほどきを受けるのが最良なのだろうが、時間的な余裕などを考えると、メールにてコツなどを伝授いただくのが最善。で、氏にメールで教えを請うことに。
氏は懇切丁寧にメールで料理手順を示してくださり、私はただただそれに従って料理の手順を踏むだけ。料理は心であるとはよく言われることではあるが、氏が唱える美味しい料理の三原則、「愛情」「笑顔」「真心」を忘れずに、一つ一つの作業をこなしていくことが大事であるということに、私としても強い共感を覚える。
オリーブオイルで飴色になるまで炒めたみじん切りの玉ねぎをブイヨンスープでのばす。別のフライパンで、ニンニクと月桂樹の葉をのを多目のオリーブオイルで炒め、その後、肉と野菜を放り込んでさらに炒め、香りが出てきたら赤ワインを入れてアルコールを飛ばす。炒め終わった肉と野菜は、最初のブイヨンスープでのばした玉ねぎと合わせ、さらにデミグラスソースを入れる。
しばらく煮込んだ後、好みのカレールーと入れ、サーブ直前に生姜汁を入れて出来上がり。カレーといえば通常は福神漬けを連想するが、鼓場カレーの場合、紅生姜をのせるのが伝統となっているので、その通りに従う。また、本来であれば、揚げワンタンをも上にパラパラと振り掛けるのだが、さすがにそこまで手が回らないので、今回は乙さん風(要するに手抜きバージョン)ということでご了解願いたい。
最後に入れる生姜汁が、実は味全体の印象を大きく左右するという。入れる分量やタイミングは乙さん風ということで。。。が、我ながらそこそこの味わいを出しているではないか。老父も「まぁまぁじゃなッ」などとホザく。まだ、店で売れるまでには程遠いか。。。
ヤムヤム。。。