<画像:Wikipedia -The Free Encyclopedia- から抜粋>
ここ数年、カミングアウト(またはカムアウト)というカタカナ語をよく耳にする。昨晩、とあるスナックで単独一献に興じていた際、隣に座った若いホステスが「私ぃ〜、カミングアウトしちゃうとぉ〜、実は○○○なんだぁ〜」と宣っていた。「○○○」の部分に何が入るかによって、カミングアウトが単なる「告白」「白状」「打ち明け」といった意味として使われているのか、それとも本来の意味に添った形で使われているのかが決定付けられる。
カミングアウトとは元々、同性愛者などが自分の性指向やエイズ感染などを周囲に対して公表することであり、語源としては、近親者や友人らになかなか告白できずに心理的に圧迫されている状態から抜け出す、つまり「come out of the closet(押入れから出る、殻に閉じこもっていないで外に出る、周囲に対して自己の出生や信条などを公表する)」に由来している。
従って、興味本位で暴露話をするとか、彼氏や彼女がいることを白状するとか、ちょっとした隠し事を公にするなどといった軽い意味で使われるものではないことは明らか。ホステスの「○○○」の部分が、例えば周囲に黙ってある特定の宗教に改宗していたとか、深刻な性病があるなどといったものであれば、カミングアウトに相応しい内容であろうが、仮に「バツイチ」「子持ち」「喫煙者」程度のものであれば、仰々しくカミングアウトなどというカタカナ語を使うまでもなく、単に「実は私、○○○なの」で済む。
で、かく言う私が読者各位に対して何かカミングアウトすることはないのかですって?あ、あるんですよ、それが。。。実は私ぃ〜、女性だったんですぅ。。。って、ぉぃぉぃ。。。このカミングアウト、ちょいキモみたいなぁ。。。



